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審決分類 審判 査定不服  1項2号刊行物記載(類似も含む) 取り消して登録 L4
管理番号 1050237 
審判番号 不服2000-3900
総通号数 25 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 意匠審決公報 
発行日 2002-01-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2000-03-21 
確定日 2001-11-27 
意匠に係る物品 断熱パネル枠のコーナー具 
事件の表示 平成10年意匠登録願第 37990号「断熱パネル枠のコーナー具」拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の意匠は、意匠登録第1073909号を本意匠とする類似の意匠として登録をすべきものとする。
理由 1.本願の意匠
本願の意匠は、平成10年12月24日の類似意匠登録出願(本意匠、意匠登録第1073909号)に係り、願書の記載によれば、意匠に係る物品を「断熱パネル枠のコ-ナ-具」とし、その形態を願書に添付した図面の記載のとおりとするものである。
2.引用の意匠
これに対し、原査定の拒絶の理由に引用された意匠は、本願の出願前、平成9年2月21付で特許庁が発行した意匠公報に記載の登録第973914の類似1号(平成6年2月1日出願、平成8年11月20日設定登録)に係り、同公報の記載によれば、意匠に係る物品を「断熱パネル枠のコ-ナ-具」とし、その形態を同公報に記載のとおりとするものである。
3.本願の意匠と引用の意匠の対比
(1)両意匠を対比すると、意匠に係る物品については、両者ともに「断熱パネル枠のコ-ナ-具」であって一致し、その形態については、主として、以下の共通点と差異点が認められる。(本願の意匠について、正面図を平面図として認定する。)
(2)共通点
(イ)全体を平面視L字形に屈曲させたエルボ-状の角筒体としたものであって、上面に、外周面と平行のL字形に屈曲する凸部及び溝部を凹凸状に形成し、両端開口部に嵌装用の舌片を設けている点。
(3)差異点
(イ)上面について、本願の意匠は、中央部において広幅の矩形状の凸部をL字形に屈曲して設けているのに対して。引用の意匠には、中央部に凸部がない点。
(ロ)外周面について、本願の意匠は、中央部に細帯状の一本の凸条を設けているのに対して、引用の意匠は、両側部寄りに各一本の細帯状の凸を設けている点。
4.両意匠の類否
(1)前記の共通点及び差異点を総合し、両意匠の類否を検討すると、上記の共通点(イ)は、この種の物品分野においては、他にも見受けられる一般的な態様のものであるから、両意匠の類否判断に与える影響は相対的に低いものであるから、両意匠の類否判断に与える影響は相対的に低いものであり、それら共通点が相俟って奏する意匠的効果を考慮しても、類否判断を左右する要素には至っていないものと認められる。
差異点(イ)については、上面の全体にわたって、その中央部に現れる大きな矩形状の凸部の有無に係わる差異であることより、両意匠の全体的な観察において看者に異なる印象を与える要素となるところとなって、両意匠の類否判断に大きな影響を与えるものと認められ、また、差異点(ロ)については、外周面の全体にわたって表れる帯状の凸面の本数及び配設態様における差異であって、看者に異なる印象を与える要素となるところとなり両意匠の類否判断に影響を与えるものと認められる。そして、差異点(イ)は、差異点(ロ)と相俟って両意匠間に別異の意匠を構成したとの印象を与えているから、類否判断を左右する要素と認められる。
したがって、両意匠は、意匠に係る物品が一致しているが、形態については、前記の共通点があっても、類否判断を左右する差異点があるから、両意匠は類似するものということはできない。
6.まとめ
以上のとおり、原査定の拒絶の理由によって本願を拒絶すべきものとすることはできない。また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
審決日 2001-11-14 
出願番号 意願平10-37990 
審決分類 D 1 8・ 113- WY (L4)
最終処分 成立 
前審関与審査官 山崎 裕造 
特許庁審判長 足立 光夫
特許庁審判官 伊藤 栄子
藤 正明
登録日 2001-12-21 
登録番号 意匠登録第1073909号の類似意匠登録第1号(D1073909/1) 
代理人 長谷 照一 
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