• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服  1項2号刊行物記載(類似も含む) 取り消して登録 A1
管理番号 1180898 
審判番号 不服2007-28813
総通号数 104 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 意匠審決公報 
発行日 2008-08-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2007-10-23 
確定日 2008-06-25 
意匠に係る物品 パン 
事件の表示 意願2006- 5810「パン」拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の意匠は、登録すべきものとする。
理由 本願は、2005年9月9日の域内市場における調和のための官庁(商標及び意匠)への出願を基礎にパリ条約による優先権を主張する、平成18年3月8日の意匠登録出願であり、本願意匠は、願書及び願書添付の図面によれば、意匠に係る物品を「パン」とし、その形態は、願書及び願書に添付した図面に記載されたとおりのものである(別紙第1参照)。
原審において、拒絶の理由として引用された意匠は、本願意匠の出願前に日本国内において頒布された刊行物である、特許庁意匠課所蔵(受入平成16年10月28日)の 「製菓製パン」2005年11月号 第104頁所載の円形の中の左上のパンの意匠(別紙第2参照)であって、その形態は、当該雑誌に掲載されたとおりのものである。
本願意匠と引用意匠とは、全体を一定の厚みを有する略長方形状とし、上辺を山形状に膨らませ、山形部の下に括れ部を有する態様において共通する。
一方、両意匠は、縦横比について、本願意匠は縦の長さを横幅の約2倍としているのに対し、引用意匠は縦の長さと横幅の差が小さい点、本願意匠は、引用意匠に比べ、括れより上の山型部が全体に対し小さい点、また、本願意匠は括れ部が横幅よりも内側に、深く形成されているため、上端部左右にくっきりとした肩部を有しているのに対し、引用意匠は、括れより上の山型部を横幅とほぼ同幅とし、括れが浅く形成されているため、本願意匠のような肩部はない点、に差異が認められる。
両意匠の共通点と差異点とを比較すると、両意匠に共通する態様はイギリスパン又は山型食パンとしては一般的で看者の注意を惹くものではないのに対し、本願意匠のように横幅に対して縦幅を著しく長くすることはこの種物品においては特異な形態であるから、この差異点は看者の注意を惹くものであり、さらに、両意匠の山型部及び括れ部の具体的態様の差異は顕著であり、かつ目立つ部位における差異であるから、それらの差異は類否判断に影響を与えるものである。したがって、上記差異点が相まって奏する意匠的効果は両意匠の共通点を上回ると言わざるをえず、本願意匠と引用意匠とでは意匠全体の美感が異なり、類似しないものと認められる。
以上のように、本願の意匠は、引用意匠に類似しないものであり、意匠法第3条第1項第3号に掲げる意匠に該当せず、原査定の拒絶理由によって本願を拒絶すべきものとすることはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。

審決日 2008-06-11 
出願番号 意願2006-5810(D2006-5810) 
審決分類 D 1 8・ 113- WY (A1)
最終処分 成立 
前審関与審査官 本田 憲一川崎 芳孝 
特許庁審判長 梅澤 修
特許庁審判官 樋田 敏恵
並木 文子
登録日 2008-07-25 
登録番号 意匠登録第1338502号(D1338502) 
代理人 鈴木 博久 
代理人 志賀 正武 
代理人 渡邊 隆 
代理人 高柴 忠夫 
  • この表をプリントする

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社   サービスに関しての問い合わせ