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審決分類 審判 査定不服  1項2号刊行物記載(類似も含む) 取り消して登録 D7
管理番号 1193777 
審判番号 不服2008-22244
総通号数 112 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 意匠審決公報 
発行日 2009-04-24 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2008-08-29 
確定日 2009-03-03 
意匠に係る物品 歯科用椅子 
事件の表示 意願2007- 20990「歯科用椅子」拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の意匠は、登録すべきものとする。
理由 本願意匠は、意匠法第4条第2項の規定の適用を受けようとする、平成19年(2007年)8月1日の意匠登録出願に係り、願書の記載及び願書に添付した図面の記載によれば、意匠に係る物品を「歯科用椅子」とし、その形態は、願書に添付した図面に記載されたとおりのものである(別紙第1参照)。
一方、原審において、拒絶の理由に引用した意匠は、本願意匠の出願前に日本国内において頒布された刊行物である、日本国特許庁が平成18年(2006年)1月23日に発行した意匠公報所載、意匠登録第1260712号(意匠に係る物品、「歯科用椅子」。)の意匠であって、その形態は、当該公報に記載されたとおりのものである(別紙第2参照)。
そこで、両意匠の類否を検討すると、両意匠は、意匠に係る物品が一致する。また、両意匠の形態についてみると、両意匠は、肘掛け、足載せ台及び安定板に相違点が認められる。そして、肘掛けの相違点について、本願意匠は、略横長楕円環状体としたのに対して、引用意匠は、湾曲棒状とした態様の相違は、肘掛けが座部の両側で体を支えるものであって、ましてや、両意匠とも左側の肘掛けが患者を導入する際に回転するものであるから、椅子を形成する主要な構成要素となり、観者の格別の注意を惹くものであり、その点、両意匠の態様は視覚的に全く異なるものであって、観者に与える印象は異なる。また、足載せ台及び安定板の相違点について、本願意匠の足載せ台は、略矩形板状の左右両側と後側とに細幅の余地枠を形成して、側面視前方約2/3をやや肉厚としたもので、レッグレストと連接せず、基台の底部前端に延設されて、安定板を兼ねるものであるのに対して、引用意匠の足載せ台は、略矩形板状で上面の左右に突状の縞模様を形成したもので、レッグレストと連接し、基台の底部前端に延設される略矩形板状の安定板上に、安定板とは別に独立して設けられた態様であり、この態様の相違は、本願意匠の足載せ台が、レッグレストと連接せず、患者の治療に当たって背もたれを倒した場合、足が足載せ台から離れる状態となるのに対して、引用意匠の足載せ台は、安定板上に浮揚状態で、安定板とは独立し、背もたれを倒した場合、レッグレストと連動して上昇するものであって、両意匠の使用の状態は必ずしも一致せず、単に両意匠の足載せ台が基台の底部前方に設けられた態様と一律括れるものでなく、足載せ台及び安定板の相違点は、観者の注意を惹き、観者に異なる印象を与えるものと言うべきである。さらに、これら相違点全体が相まって奏する視覚的効果は、両意匠の類否判断を左右するものであり、意匠全体として両意匠に異なる美感を起こさせるものである。
したがって、両意匠は、意匠に係る物品が一致するが、意匠に係る物品の形態において相違点が共通点を凌駕し、意匠全体として両意匠に異なる美感を生じさせるものであるから、両意匠は類似しないものである。
以上のとおりであり、両意匠は類似しないものであるから、原審の拒絶理由によって本願を拒絶すべきものとすることはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
別掲
審決日 2009-02-17 
出願番号 意願2007-20990(D2007-20990) 
審決分類 D 1 8・ 113- WY (D7)
最終処分 成立 
前審関与審査官 奥村 真子木村 智加並木 文子 
特許庁審判長 瓜本 忠夫
特許庁審判官 鍋田 和宣
杉山 太一
登録日 2009-03-19 
登録番号 意匠登録第1356889号(D1356889) 
復代理人 多田 悦夫 
代理人 磯野 道造 
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