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審決分類 審判 査定不服  1項2号刊行物記載(類似も含む) 取り消して登録 F4
管理番号 1205079 
審判番号 不服2009-7830
総通号数 119 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 意匠審決公報 
発行日 2009-11-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2009-04-10 
確定日 2009-09-10 
意匠に係る物品 包装用容器 
事件の表示 意願2007- 15278「包装用容器」拒絶査定不服審判事件について,次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の意匠は,登録すべきものとする。
理由 1.本願意匠
本願は,平成19年6月8日の意匠登録出願であり,その意匠は,願書の記載によれば,意匠に係る物品を「包装用容器」とし,その形態を願書及び願書に添付した図面の記載のとおりとするものである(別紙第1参照)。

2.引用意匠
これに対して,原査定において,拒絶の理由として引用した意匠は,特許庁が2006年2月9日に受け入れた2006年1月17日発行の米国特許商標公報(DVD-ROM番号:USP2006W03)に記載された意匠特許第USD513591S号の瓶の意匠(特許庁意匠課公知資料番号第HH17553687号)であって,その形態は,当該米国特許商標公報に記載されたとおりのものである(別紙第2参照)。

3.請求人の主張
請求人は,審判を請求し,おおむね次のとおりの主張をした。
(1)本体膨らみ部について
本願意匠は,周側面の膨らみが緩やかであり,上方をやや張った膨らみとし,下方がややすぼまった,膨らみ全体がいわゆる卵型としているのに対し,引用意匠は,周側面の横方向の膨らみが強く,上下対称のやや扁平な球形としている。
(2)本体円柱状部の態様について
本願意匠は,略円柱状周側面の高さ半分程度の位置が弧状の頂部となるよう外側に向かって緩やかに湾曲しているのに対し,引用意匠は,周側面を完全な直線とし,底部との交差部にリブ状の突出部を形成している。
(3)膨らみ部と円柱状部のつながりについて
本願意匠は,つながり部分が緩やかな凹弧状を描き,極めてなだらかに連続しているのに対し,引用意匠は,膨らみ部の曲面と円柱部の直線的面が殆どそのまま交差して稜線が表われている。
(4)キャップについて
本願意匠は,全体形状を略円柱形とし,上蓋の上面は丸面状に形成されているのに対し,引用意匠は,略逆円すい(錐)台状であって,上面が平坦である。
以上のとおり,差異点は,全体の美感を左右する極めて重要な部分であるところから,両意匠は,差異点が共通点を凌駕しており,全体として類似しないものと思料します。

4.当審の判断
そこで,本願意匠と引用意匠を比較すると,まず,両意匠は,意匠に係る物品が共通する。
次に,形態について,共通点と差異点について総合的に検討すると,共通点については,この意匠の属する分野においては,既に公知かつありふれたものであって,両意匠の類否判断に大きな影響を与えるほどの格別な特徴とはいえない。
一方,差異点については,本体膨らみ部と本体円柱状部の態様,膨らみ部と円柱状部のつながり,及びキャップの態様が引用意匠とは異なる本願意匠の独特な特徴をよく表しているものであることから,僅かな相違とは言えないものであり,これらの類否判断に及ぼす影響は大きいということができる。
以上のとおりであって,両意匠は,意匠に係る物品は共通するが,その形態については,両意匠の共通点および差異点の視覚的効果を総合的に判断すると,両意匠は類似しないものと言わざるを得ない。

5.結び
したがって,本願意匠は,意匠法第3条第1項第3号に掲げる意匠に該当しないので,原査定の拒絶理由によって本願の登録を拒絶すべきものとすることはできない。また,他に本願の登録を拒絶すべき理由を発見することができない。
よって,結論のとおり審決する。

審決日 2009-08-31 
出願番号 意願2007-15278(D2007-15278) 
審決分類 D 1 8・ 113- WY (F4)
最終処分 成立 
前審関与審査官 樫本 光司 
特許庁審判長 関口 剛
特許庁審判官 橘 崇生
樋田 敏恵
登録日 2009-10-16 
登録番号 意匠登録第1373946号(D1373946) 
代理人 川越 弘 
代理人 松原 美代子 
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