• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服  意9条先願 取り消して登録 K3
管理番号 1228228 
審判番号 不服2010-16764
総通号数 133 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 意匠審決公報 
発行日 2011-01-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2010-07-26 
確定日 2010-11-30 
意匠に係る物品 除草鍬用鍬板 
事件の表示 意願2009- 25139「除草鍬用鍬板」拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の意匠は、登録すべきものとする。
理由 1.本願意匠
本願は,平成21年10月27日の意匠登録出願であり,その意匠は,願書の記載によれば,意匠に係る物品を「除草鍬用鍬板」とし,形態を願書及び願書に添付した図面の記載のとおりとするものである(別紙第1参照)。

2.引用意匠
本願は,原査定において意匠法第9条第1項の規定により意匠登録を受けることができないとして拒絶査定されたが,その査定において拒絶の理由として引用された意匠は,特許庁発行の意匠公報記載の意匠登録第1379715号(意願2009-14208)「除草鍬本体」の意匠であって,その形態は,当該公報に記載されたとおりのものである(別紙第2参照)。

3.当審の判断
これを不服として,請求人は,審判を請求し引用意匠とは非類似である旨を主張した。
そこで,本願意匠と引用意匠を比較すると,まず,両意匠は,ともに除草用の鍬板に係るものであるから,意匠に係る物品が一致する。
次に,形態について,両意匠は,本体部と接続部からなり,本体部は略二等辺三角形板状に形成され,接続部側を凹ませ,略二等辺三角形の底辺寄りに曲がった接続部を設けている点,また,本体部は,その頂角部に先端刃が形成され,斜辺部の一方の辺部に波刃が,他方の辺部にストレート刃が形成され,底辺部にはギザ刃が形成されている点,本体部の板状面には孔が形成されている点,において一致する。しかしながら,これらの点は,既に公然と知られているところであるから,より具体的態様を考慮して類否判断するべきである。
具体的態様として,本願意匠は,本体部の二等辺部の一方に形成された波刃が,略U字状凸形と略V字状凹形が連続する形状に形成され,また,これらの波刃は,本体部の板状面に対し上下方向に蒲鉾状に立体的に連接して形成され,そして,底辺部寄りはストレート刃として形成され,二等辺部の他方の斜辺全域に亘ってストレート刃が形成されている点,底辺部に形成されたギザ刃は,略V字状に8個の谷と7個の山が中央から外方に向かって斜状に形成され,これら谷と山は引用意匠よりも小さく形成され,底辺部の両端にはストレート刃が形成されている点,本体部の板状面には孔が4つ斜辺に沿って平行に配置されている点,接続部については,上側は2つの孔のある板状に形成され,下側部分は,円柱状に形成されている点,において相違しており,これらの相違点は,引用意匠とは異なる本願意匠の独特な特徴をよく表しているものであることから,僅かな相違とはいえないものであり,これらの類否判断に及ぼす影響は大きいということができる。
以上のとおりであって,両意匠は,意匠に係る物品は一致するが,その形態については,両意匠の一致点および相違点の視覚的効果を総合的に判断すると,相違点が意匠全体の美感に与える影響は大きく,両意匠は類似しないものといわざるを得ない。

4.結び
したがって,本願意匠は,意匠法第9条第1項に規定する最先の意匠登録出願に係る意匠に該当するというべきであり,原査定の拒絶理由によって本願の登録を拒絶すべきものとすることはできない。また,他に本願の登録を拒絶すべき理由を発見することができない。
よって,結論のとおり審決する。
別掲

審決日 2010-11-17 
出願番号 意願2009-25139(D2009-25139) 
審決分類 D 1 8・ 4- WY (K3)
最終処分 成立 
前審関与審査官 生亀 照恵 
特許庁審判長 関口 剛
特許庁審判官 橘 崇生
樋田 敏恵
登録日 2010-12-24 
登録番号 意匠登録第1406418号(D1406418) 
代理人 特許業務法人 有古特許事務所 
  • この表をプリントする

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社   サービスに関しての問い合わせ