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審決分類 審判 査定不服  1項2号刊行物記載(類似も含む) 取り消して登録 C6
管理番号 1229920 
審判番号 不服2010-10573
総通号数 134 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 意匠審決公報 
発行日 2011-02-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2010-05-18 
確定日 2011-01-11 
意匠に係る物品 箸 
事件の表示 意願2009- 10906「箸」拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の意匠は、登録すべきものとする。
理由 本願は、物品の部分について意匠登録を受けようとする平成21(2009)年5月15日の意匠登録出願であり、その意匠は、意匠に係る物品を「箸」とし、その形態は、願書及び願書に添付した図面に記載のとおりであって、実線で表された部分を部分意匠として意匠登録を受けようとする部分とし、意匠登録を受けようとする部分とその他の部分との境界を一点鎖線で示したものである。(別紙第1参照)
これに対し、原審が拒絶の理由として引用した意匠は、特許庁が平成13(2001)年2月23日に発行した登録実用新案公報記載の実用新案登録第3075521号の図1に表された「食卓さじ状箸」の本願意匠に対応する部分の意匠であり、その形態は同公報に記載されたとおりのものである。(別紙第2参照)
そこで、本願意匠と引用意匠との類否を検討すると、両意匠は意匠に係る物品が共通し、対比部分の物品全体に対する位置、大きさ、範囲並びに用途・機能についても、箸先の食品を摘む部分とこれに続く棒状部分である点で共通する。しかし、形態について比較すると、両意匠は、箸先の食品を摘む部分を略細長楕円形に形成し、両箸先部分が、意匠登録を受けようとしない部分となる持ち手部側がつながれていることによって、常に同一方向で向き合うように構成され、これに続く棒状部分を角箸状とした基本的な構成が共通しているが、他方で、差異点として、例えば、食品を摘む部分の具体的態様につき、本願意匠が、それぞれを肉厚な板状とし、互いに向きあう内面を平坦面状として、その略中央に浅い円形凹部を設けたのに対し、引用意匠は、それぞれの摘み部が下面外方に向けて左右対称に凹陥する細長のすくい面状とし、箸先部分を閉じた状態において、あたかも摘み部全体が1つの匙面を成すような形状に形成されている点で大きく異なり、これに続く角箸状の棒状部分も、本願意匠の持ち手部側へ向けて漸次拡幅する直線的な構成としたものか、引用意匠の下面側を緩やかな弧状にえぐった曲面的な構成としたものかの差異があり、これらの差異は通常の使用状態において明確に視認される部位にあって、食品を挟んだり掴んだりする機能に直接的な影響を及ぼすことから、看者の一定の注意を惹くものといわざるをえず、これらの差異が相俟った視覚的効果は共通点を凌ぎ、生起する美感を異にしていると認められる。
したがって、両意匠は意匠登録を受けようとする部分の形態において類似するものとはいえず、本願意匠が意匠法第3条第1項第3号に掲げる意匠に該当し、同法同条同項柱書の規定により意匠登録を受けることができないとした原審の拒絶理由によっては、本願を拒絶すべきものとすることはできない。
また、本願について、他に拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する
別掲
審決日 2010-12-09 
出願番号 意願2009-10906(D2009-10906) 
審決分類 D 1 8・ 113- WY (C6)
最終処分 成立 
前審関与審査官 温品 博康 
特許庁審判長 遠藤 行久
特許庁審判官 杉山 太一
市村 節子
登録日 2011-01-28 
登録番号 意匠登録第1408341号(D1408341) 
代理人 中井 博 
代理人 山内 章子 
代理人 山内 康伸 
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