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審決分類 審判 査定不服  1項2号刊行物記載(類似も含む) 取り消して登録 K9
管理番号 1231519 
審判番号 不服2010-19037
総通号数 135 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 意匠審決公報 
発行日 2011-03-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2010-08-24 
確定日 2011-01-20 
意匠に係る物品 ベアリングユニット 
事件の表示 意願2009- 15590「ベアリングユニット」拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の意匠は、登録すべきものとする。
理由 1.本願意匠
本願は,平成21年7月9日の意匠登録出願であり,その意匠は,願書の記載によれば,意匠に係る物品を「ベアリングユニット」とし,形態を願書及び願書に添付した図面の記載のとおりとするものである(別紙第1参照)。

2.引用意匠
原査定において,拒絶の理由として引用した意匠は,特許庁意匠課が2006年12月22日に受け入れた内国カタログ「TSK直動製品のご案内」の第2頁所載,リニアベアリングの意匠(特許庁意匠課公知資料番号第HC18057899号)であって,その形態は,当該カタログに記載されたとおりのものである(別紙第2参照)。

3.請求人の主張
これに対して,請求人は,審判を請求し,概ね次のとおりの主張をした。
本願意匠は,正方形をした本体部が大部分を占めて四隅が角張った形状を呈し,中央部に四重の比較的小さい円形孔部が表れており,その本体部の四隅に表れる取付孔には欠円形をした座がそれぞれ設けられた特異な意匠を呈するものであります。そこで,本願意匠を斜視状態で観察してみれば,本願意匠は円柱体部分が正方形をした本体部の背後に隠れた状態となり,しかも本体部の周側面にそれぞれ二個ずつ取付ねじ穴が表れ,かつ,この周側面が幅方向の中間位置に合わせ目で形成される1条の筋目が表され,総合的にみて特有な形状を呈する意匠であることが看者に認識され,引用意匠とはまったく別個な意匠であると認識されるものであり,概念的な引用意匠との類似性は否定されるべきものであります。

4.当審の判断
そこで,本願意匠と引用意匠を比較すると,まず,両意匠は,ともにベアリングユニットであるから意匠に係る物品が一致する。
次に,形態について,一致点と相違点について総合的に検討すると,一致点については,すなわち,中央部に大孔を設けた正方形状板と空芯円柱を組み合わせた点,および締め付け部を四隅に配置した点は,この意匠の属する分野においては,極めて普通にみられる態様であるから,類否判断するに当たっては,格別重要視すべき特徴とはいえない。
一方,相違点については,本願意匠が角張った略正方形の中央部に四重の比較的小さい円形孔部が形成されている点,空芯円柱部が短い点,四隅に一部欠円形の座部が形成されている点,各周側面中央に1条の合わせ目が表され,それぞれ2個の取付ネジ穴が形成されている点は,引用意匠とは異なる本願意匠の独特な特徴をよく表しているものであることから,僅かな相違とはいえないものであり,これらの類否判断に及ぼす影響は大きいということができる。
以上のとおりであって,両意匠は,意匠に係る物品は一致するが,その形態については,両意匠の一致点および相違点の視覚的効果を総合的に判断すると,相違点が意匠全体の美感に与える影響は大きく,両意匠は類似しないものといわざるを得ない。

5.結び
したがって,本願意匠は,意匠法第3条第1項第3号に掲げる意匠に該当しないので,原査定の拒絶理由によって本願の登録を拒絶すべきものとすることはできない。また,他に本願の登録を拒絶すべき理由を発見することができない。
よって,結論のとおり審決する。
別掲

審決日 2011-01-06 
出願番号 意願2009-15590(D2009-15590) 
審決分類 D 1 8・ 113- WY (K9)
最終処分 成立 
前審関与審査官 山田 繁和藤澤 崇彦 
特許庁審判長 関口 剛
特許庁審判官 樋田 敏恵
橘 崇生
登録日 2011-02-04 
登録番号 意匠登録第1408706号(D1408706) 
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