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審決分類 審判 査定不服  1項2号刊行物記載(類似も含む) 取り消して登録 C4
管理番号 1267046 
審判番号 不服2012-5014
総通号数 157 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 意匠審決公報 
発行日 2013-01-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2012-03-16 
確定日 2012-11-08 
意匠に係る物品 スキンケア用替えブラシ 
事件の表示 意願2010- 21743「スキンケア用替えブラシ」拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の意匠は、登録すべきものとする。
理由 本願は、2010年3月9日にアメリカ合衆国にした出願に基づくパリ条約による優先権主張を伴う、2010年(平成22年)9月8日の意匠登録出願であり、その意匠は、意匠に係る物品を「スキンケア用替えブラシ」とし、形態を願書及び願書に添付した図面に記載のとおりとしたものである(別紙第1参照)。
これに対し、原審が意匠法第3条第1項第3号に掲げる意匠に該当するとして拒絶の理由に引用した意匠は、特許庁が2002年(平成14年)3月18日に発行した意匠公報に記載された意匠登録第1136260号(意匠に係る物品、電動洗顔ブラシ)の回転ブラシ部の意匠であり、その形態は、同公報に表されたとおりのものである(別紙第2参照)。
そこで、本願意匠と引用意匠との類否を検討すると、両意匠は共にスキンケアに用いるブラシに係るものであるから意匠に係る物品が共通し、形態においても、円盤状の基板部下面を、同心円状に多数の毛束を植設したブラシ部とし、その反対側の上面中央に円筒形状の差し込み軸部を設けた基本的構成態様が共通する。しかしながら、この態様は全体の骨格を形成するとしても、この種のブラシの分野においてごく普通に見られる態様であり、かつ概念的なものであるから、さほど看者の注意を惹く態様とはいえず、他に評価すべき相違が認められない場合に限って、両意匠の特徴となりうる程度のものである。
これに対し、主たる相違点として、(1)差し込み軸部について、本願意匠は、差し込み軸部の径を基板部の径の略1/3とし、周壁面の上方2か所に、細幅スリット状の切り欠きを近接して設け、その内周面に略五角形状の噛み合わせ板を内嵌したのに対し、引用意匠は差し込み軸部の径を基板部の径の略1/4としたもので、本体との嵌合部となる差し込み軸部上方の態様は不明である点、(2)基板部上面の外周縁について、本願意匠は、外周縁を丸面状に面取りしたのに対し、引用意匠は直角状に角張らせたままとしている点、(3)ブラシ部の形状について、本願意匠は全ての毛束の先端を平面状に揃えたのに対し、引用意匠は中央部に行くに従い球面状に僅かに膨出させた点、が認められる。そして、(1)は、本体との嵌合部というブラシの脱着を行う際に視認することが必要な部位に関するものであり、本願意匠の該部が切り欠きと噛み合わせ板を設けた態様としているのに対し、引用意匠においてこの態様が不明である点は、看者の注意を惹く重要な部位の形状が特定されていないといわざるを得ないから、この点は両意匠の類否判断に大きな影響を及ぼす。(2)の基板部上面の外周縁の相違は、円盤体の外周という目立つ部位にあり、使用時には回転するものであって安全性に影響を及ぼす部位における相違ともいえることから、当該部分が丸面状に面取りされているか角張っているかの点は看者の注意を惹く相違であり、両意匠の印象を異ならせるものといえる。さらに、両意匠間には、スキンケア用ブラシとしての本来的な機能に関わる(3)の相違も認められるところであり、これら(1)ないし(3)の相違は、上記の共通点を凌ぎ、両意匠が別異であるとの印象を与えるものとなっている。
したがって、本願意匠は引用意匠と類似せず、原審の拒絶の理由によって本願を拒絶すべきものとすることはできない。
また、本願について、他に拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲
審決日 2012-10-10 
出願番号 意願2010-21743(D2010-21743) 
審決分類 D 1 8・ 113- WY (C4)
最終処分 成立 
前審関与審査官 温品 博康 
特許庁審判長 遠藤 行久
特許庁審判官 橘 崇生
早川 治子
登録日 2012-12-14 
登録番号 意匠登録第1459741号(D1459741) 
代理人 大川 晃 
代理人 田邉 隆 
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