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審決分類 審判 査定不服  1項2号刊行物記載(類似も含む) 取り消して登録 D2
管理番号 1048704 
審判番号 不服2000-18784
総通号数 24 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 意匠審決公報 
発行日 2001-12-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2000-11-27 
確定日 2001-10-22 
意匠に係る物品 衣服掛け 
事件の表示 平成11年意匠登録願第 33465号「衣服掛け」拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の意匠は、登録すべきものとする。
理由 本願の意匠は、平成11年12月3日の意匠登録出願に係り、願書及び願書に添付した図面の記載によれば、願書に「部分意匠」の欄を設け、物品の部分について意匠登録を受けようとするものであり、意匠に係る物品を「衣服掛け」とし、その形態について、意匠登録を受けようとする部分である衣服掛け上部の部分(以下、「上部ハンガー掛け部分」と言う。)を実線で表した、別紙第1に示すとおりとするものである。
これに対して、原審において、拒絶の理由として引用した意匠は、昭和50年3月7日に特許庁総合情報館(現独立行政法人工業所有権総合情報館)が受け入れた内国雑誌「商店建築」1975年2月号第57頁所載の「衣服掛け」における、「上部ハンガー掛け部分」の意匠(特許庁意匠課公知資料番号第50058659号)であって、その形態を当該雑誌に記載のとおりとするものである(別紙第2参照)。
そこで、本願の意匠と引用の意匠を比較すると、両意匠は、共に意匠に係る物品が「衣服掛け」であって、一致し、その形態については、共に「衣服掛け」における、「上部ハンガー掛け部分」が対象である点で一致し、また、主として以下の共通点と差異点がある。
すなわち、共通点として、脚台の中央に支柱を立設し、支柱の上部にハンガーを突設して成る「衣服掛け」において、「上部ハンガー掛け部分」について、頂部を半球状としたやや太めの長い丸棒状とした支柱の上部の部分の、頂部からやや下方に、一本の線材を略中央で弧状に折り曲げて上辺と下辺を形成したハンガー一対を左右対称に横方向に突設した点がある。
一方、差異点として、(イ)各ハンガーにつき、本願の意匠は、上辺と下辺それぞれを水平にして、略横長倒U字状としているのに対して、引用の意匠は、上辺を下向き傾斜状とし、下辺を水平にして、略横長倒隅丸V字状としている点、(ロ)引用の意匠は、ハンガー下辺の上面に上向きの棒状小突起4本を等間隔に設けて区割りを形成しているのに対して、本願の意匠は、そのような小突起を有していない点、がある。
そこで、上記の共通点と差異点について総合的に検討するに、差異点のうち、(イ)の点については、引用の意匠は、ハンガー上辺を下向きに傾斜状としたことで、左右のハンガー全体で上辺が山状(両肩下がり状)となるものであり、本願の意匠のハンガー上辺が水平の態様とは大きく異なるものであって、支柱とハンガーのみから成る部分における差異であることも考慮すると、この差異は、両意匠の類否判断に大きな影響を及ぼすものと言え、さらに(ロ)の、棒状小突起の有無の差異と相俟って両意匠別異の印象を看者に与えるに十分なものと言え、これに対して、上記の共通点は、衣服掛け上部の部分の骨格を成す態様に係るものではあるが、従来態様に照らし格別特異なものではなく、前記のとおりの差異点が相俟って発揮する両意匠別異の印象を凌駕するほどのものとは言えず、以上によれば、両意匠は、類似するものと言うことができない。
したがって、本願の意匠は意匠法第3条第1項第3号に該当するとして本願を拒絶すべきものとした原査定は、当を得ないものであり、取消しを免れない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲
審決日 2001-09-27 
出願番号 意願平11-33465 
審決分類 D 1 8・ 113- WY (D2)
最終処分 成立  
前審関与審査官 飛山 貴子 
特許庁審判長 遠藤 京子
特許庁審判官 橘 崇生
市村 節子
登録日 2001-11-16 
登録番号 意匠登録第1130974号(D1130974) 
代理人 宮滝 恒雄 
代理人 松原 美代子 

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