• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服  1項2号刊行物記載(類似も含む) 取り消して登録 D5
管理番号 1197077 
審判番号 不服2008-21831
総通号数 114 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 意匠審決公報 
発行日 2009-06-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2008-08-27 
確定日 2009-04-13 
意匠に係る物品 取付け用洗面器 
事件の表示 意願2007- 24455「取付け用洗面器」拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の意匠は、登録すべきものとする。
理由 本願は、平成19年(2007年)9月7日の意匠登録出願であって、その意匠(以下、「本願意匠」という。)は、願書の記載及び願書に添付した図面の記載によれば、意匠に係る物品を「取付け用洗面器」とし、その形態は、願書の記載及び願書に添付した図面に記載されたとおりとしたものである。
一方、原審において、拒絶の理由に引用した意匠は、本願意匠の出願前に日本国内又は外国において頒布された刊行物である、大韓民国特許庁が2007年(平成19年)6月20日に発行して、日本国特許庁特許情報課が平成19年(2007年)9月20日に受け入れた大韓民国意匠商標公報(07-20号)所載、登録番号第30-0453048号(意匠に係る物品、「洗面器」。)の意匠(以下、「引用意匠」という。)(特許庁意匠課公知資料番号第HH19420435号)であって、その形態は、当該公報の図面に記載されたとおりとしたものである。
そこで、本願意匠と引用意匠の類否を検討すると、両意匠は、意匠に係る物品が「取付け用洗面器」で一致する。
また、両意匠の形態について、両意匠は、形態全体を、薄板により平面視略隅丸横長長方形状とし、浅く凹ませたボール部の上端より外方向へ水平状に等幅でやや幅広帯状のフランジ部を形成した態様で共通する。しかし、ボール部の平面視略隅丸横長長方形状で、浅く凹ませた態様は、この種の物品の分野において極普通に見られる態様であり(例えば、意匠登録第778218号、意匠登録第910255号、意匠登録第1179205号、意匠登録第1316932号参照。)、フランジ部の帯状の態様も、この種の物品の分野において極普通に見られる態様であり(例えば、意匠登録第776937号の類似1、意匠登録第1090554号参照。)、この共通性を持って両意匠の類否判断を決定付けることはできず、ボール部及びフランジ部のより具体的な態様が観者の注意を惹くものである。
そうとすれば、両意匠の差異点と認められる(A)ボール部の(A-1)平面視態様における角部を除く前後左右の各辺の態様を、本願意匠は、いずれも外側へ緩やかな弧状としたのに対して、引用意匠は、直線状とし、(A-2)内側面を、本願意匠は、ボール部の上端から底面へ急傾斜面とし、その下端のみ小さな匙面状としたのに対して、引用意匠は、上端から底面までの大きな匙面状とした点、及び(B)フランジ部の上面の態様を、本願意匠は、外縁に向かって丸みのある下り斜面としたのに対して、引用意匠は、水平状の平坦面とした点が相まって奏する視覚的効果を勘案すると、ボール部及びフランジ部の態様の差異は、いずれも、僅かな差異とは言えず、これらの差異点の相乗した視覚的効果は、両意匠の類否判断を左右するものである。
したがって、両意匠は、意匠に係る物品が一致するが、形態において差異点が共通点を凌駕し、意匠全体として両意匠に異なる美感を起こさせるものであるから、両意匠は類似しないものである。
以上のとおりであり、両意匠は類似しないものであるから、本願意匠は、意匠法第3条第1項第3号に掲げる意匠に該当せず、同法同条同項の規定により意匠登録を受けることができないものとした原審の拒絶理由によって本願を拒絶すべきものとすることはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
審決日 2009-03-27 
出願番号 意願2007-24455(D2007-24455) 
審決分類 D 1 8・ 113- WY (D5)
最終処分 成立  
前審関与審査官 木村 恭子橘 崇生 
特許庁審判長 瓜本 忠夫
特許庁審判官 鍋田 和宣
杉山 太一
登録日 2009-04-24 
登録番号 意匠登録第1360849号(D1360849) 
  • この表をプリントする

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ