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審決分類 審判 査定不服  2項容易に創作 取り消して登録 C2
管理番号 1241282 
審判番号 不服2010-27757
総通号数 141 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 意匠審決公報 
発行日 2011-09-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2010-11-17 
確定日 2011-06-30 
意匠に係る物品 置物 
事件の表示 意願2009- 30726「置物」拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の意匠は、登録すべきものとする。
理由 本願は、平成21(2009)年12月9日の意匠登録出願であり、その意匠は、意匠に係る物品を「置物」とし、その形態は、願書に添付した図面に記載されたとおりのものである。(別紙第1参照)
これに対し、原審の拒絶理由は、本願意匠の属する物品分野において、だるまと招き猫を組み合わせて1つの物品の意匠として表すことは、本願出願前より行われていたところ(例示意匠2:別紙2参照)、本願意匠は、本願出願前より公然知られた例示意匠1(別紙第2参照)に見られるだるまの形状・模様及び例示意匠3(別紙第3参照)に見られる招き猫の形状・模様に基づき、だるまの左半分と招き猫の右半分を組み合わせた後、だるまに目を入れる等の通常行われる程度の改変を加えて置物の意匠として表したにすぎないから、この物品の含まれる分野の通常の知識を有する者が容易に創作することができたものと認められ、意匠法第3条第2項の規定に該当するとしたものである。
そこで、原審の拒絶理由について検討すると、この種の縁起物の分野において、だるまと招き猫の形態を組み合わせて一つの置物の意匠として表すことは、例示意匠2に示すように、本願出願前より公然行われていたことであり、また組み合わせの手法として、異なる生物の左半身と右半身を結合させて異形の形状とすることも置物等の分野において普通に行われていることであるから、本願意匠の、だるまと招き猫の形態を縦に等分に結合させた構成そのものには特段の創作は認められない。
しかしながら本願意匠においては、上記構成に加えて、招き猫に相当する右半分につき、頭部の大きさを例示意匠3よりも極端に大きく、全高の約3/5を占めるものとし、相対的に身体部の大きさを全体の約2/5の大きさに縮め、さらに身体部は後脚が捨象された単純化した形態とし、また、だるまに相当する左半分についても、頭部は、顔面と鼻部が頭部から面一に続く曲面上に形成され、眉毛や髭の模様も、細線によって一部が顔面からはみ出す態様で表されるなど、例示意匠1とは明らかに異なる態様としていることが認められ、さらに本願意匠は、だるまと招き猫の形態を縦に等分に結合させるに際し、身体部には招き猫の首飾りをだるま側にはみ出す態様で表す一方、だるま側の「福」の字模様を省略する等し、それぞれの形態要素を選択的に組み合わせて一つの置物の意匠として統合・一体化したものであるから、その創作は、例示意匠1と例示意匠3を組み合わせて通常行われる程度の改変を加えた範囲を超えるものと認められる。
したがって、本願意匠は、上記公知意匠に基づいて容易に創作できたものとはいえず、原審の拒絶理由によっては、その出願を拒絶すべきものとすることはできない。
また、本願について、他に拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲
審決日 2011-06-08 
出願番号 意願2009-30726(D2009-30726) 
審決分類 D 1 8・ 121- WY (C2)
最終処分 成立  
前審関与審査官 早川 治子 
特許庁審判長 遠藤 行久
特許庁審判官 太田 茂雄
杉山 太一
登録日 2011-08-12 
登録番号 意匠登録第1422644号(D1422644) 

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